春が来る前も、雨の降る直前も、夏の気配も、匂いでわかる。 わずかな不協和音も取りこぼさない。そういうのはたぶん才能だ。 でも人の機嫌や場の空気まで拾う必要はない。わかっているはずなのに。 勝手に、まとわりつく。逃げ場はない。 だから今日もただただ消耗して、毎日過ぎていく。 見上げた桜は、もう花が咲き始めていた。 投稿ナビゲーション そして私はもとには戻れなくても